外資系で働くということについて①
こんばんは。元リース屋です。
昨日、Twitterの質問箱でこんな質問をもらいました。
というわけで仕事のしやすさについて書いていきます。
「環境が同じという前提で」とのことですが、ここでいう「環境」とは直前の「将来性を見出せなくて」という枕詞から推察するに「業界環境」を意味すると考えました(違ったらスミマセン)。すなわち「業界環境の良し悪しに関する仕事のしやすさ」を考慮しないで、という意味かなと。そういう前提で書いていきます。
タイトルには外資系という全体集合的な書き方をしていますが、あくまでも僕が在籍している会社では、というn=1の話としてお読みください。
1.労働環境による仕事のしやすさ
まず労働環境についてですが、今のところ圧倒的に現職の方が働きやすいです。理由としては、
・フルフレックス(セールスに限る)
・PC一つでどこでも仕事ができる
・出社義務無し
この辺りが主な理由かなと思います。
皆様ご存知の通り、僕の前職は日系金融機関です。当然出社義務はありましたし、なんなら新人は朝7:30までに出社してロッカーのカギを開けないといけないという謎ルールもありました。遅刻などしようものなら(したことないですが)、周りから圧倒的に白い目で見られますし、特に2年目以降は毎朝会社行きたくなかったです。会社が近づくと吐き気がしてました。
ところが今は実質フルフレックス(一応コアタイムはある)ですので、朝10時に起きても誰にも何も言われませんし、勝手に午前休を取っていたりします。
※そういう時は夜遅くまで働いて正味時間は確保してます。
まあこれは良い悪いがあるので人によって感想は変わると思いますが、少なくとも出社に対する拒否感が無くなったという意味において僕のQOLは向上しました。
極端な例ですが、
9時…起床
10時…仕事開始@自宅
12時…外訪活動開始
18時…外訪終了
19時…ジム
20時…食事、お風呂
22時…仕事再開
24時…就寝
というようなスケジュールで一日過ごすこともあります。
残業によるストレスは職場環境なのでは?と最近では思うほど仕事が最近苦ではないです。やはりスケジュールを自分で自由に立てれるという意味でストレスがありません。
2.人間関係による仕事のしやすさ
この件に関しても僕は現職の方に軍配が上がります。
理由は以下の通りです。
・前向きな人が多い
・仕事の邪魔をする人がいない
・というか人がいない
「前向きな人が多い」というのは、後程セールスにおけるインセンティブについて解説するときにより詳しく話すことにするのですが、社内全員が同じ方向、要は「顧客の為には」「製品を売る為には」という方向に向いているという意味です。
これまた前職批判になるのでアレなのですが(今の満足度が高いので相対的にどうしても批判になってしまう…)、前職の時は内向きの作業が非常に多くてひたすらに面倒でした。対課長、対部長、対審査、対関連事業部…etc。説明資料を作り、それを説明するための資料を作る…。金融機関という性質上、やむを得ないものだとは思いますが、根回しという言葉が「社内で案件を通すために必要なもの」という意味で使われていました。
現在はメーカーという立場も関係してると思いますが、「根回し」という言葉は「現場の人は製品を入れたがっている。それを現場の責任者、事務方、事務の責任者へモノの必要性を訴え、申請が上がった際に申請が通りやすくするためにするもの」という意味で使われています。やっていることは同じなのですが、やはり内向きなのか外向きなのかでモチベーションは大きく変わると思います。そういう意味で、仕事を邪魔する人がいないと書きました。
そして「というか人がいない」という意味なのですが、僕の所属する事業部は北海道にセールスが3人しかいません。そしてマネージャーは基本的に東京にいます。事務所に上司がいないのです。そしてフルフレックスなため、先輩も滅多に会いません。
これも良し悪しだと思うのですが、余計な人間関係があまり好きではないタイプなので僕はノンストレスで仕事ができてうれしいです。困ったことがあればお互いに携帯で電話してコミュニケーションを取るので個人的には十分です。
さてここまで「労働環境」「人間関係」という意味で外資での働き方について感想を書きました。良いとこだらけな気がしますね。
でもこれを読んでる人たちは
「外資ってめっちゃリストラあるんでしょ?」
「数字でめっちゃ給料変わりそう…」
「未達だったらどうなるんだろう…」
「よくわかんないけど外資って怖そう…」
ということ辺りが気になっているんだろうと思っています。
この辺りについては次の記事で書いていきます。
続きます。